エージェントを活用して就職が決まらない現状を打破しましょう

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書類の書き方にはコツがあります

就活中は、自己PRや志望動機など、自分の思いや熱意を文章でまとめる機会が多いもの。

しかし、作文アレルギーが原因で書類選考が突破できず、悩んでいる方もいるのでは?

過去には同じ悩みで苦しんだ先輩がいるものです。そんな元就活生の体験談を通して、エントリーシートや履歴書など、就職活動に欠かせない書類の書き方のテクニックやコツなどを伝授しましょう。

 

就活体験談 書類の書き方のコツ・編

「自己PRは飛び込みで自分を売り込むセールスなんだ」

Hさん(経済学部・新卒・メーカー内定)

元々、作文は大のニガテだったんです。子供のころから、夏休みの宿題は読書感想文だけがどうしてもできなくて、最終日に慌てて書きなぐる状態。「どうせ上手く書けないしな…」と思うと、どうしても筆が進まないんですよね。

そんな僕ですから、就活の序盤からエントリーシートの壁にぶち当たりました。「学生時代に最もがんばったことは?」という設問に、“居酒屋のバイトとテニスサークル”のぐらいしか思いつかず、ありきたりなネタをどう盛り込んでも、なかなか行が埋まりません。「バックパック旅行ぐらいしときゃ良かった…」と今更ながら後悔。書いているそばから自信を無くしてしまうようなエントリーシートは、やはり内定につながるわけもありません。

そこで、求人情報をチェックしていた就活エージェントに相談。エージェントの担当者からは、目から鱗が落ちるアドバイスをたくさんもらいました。

中でも印象的だったのは、「エントリーシートは自分に興味のない人に対して自分を売り込むもの」という言葉。まるで飛び込みセールスです。確かに、企業の採用担当者は自分の事を知っているわけでもないし、特別興味を持ってくれているわけでもありません。そんな人の心を上手につかむには、【1】具体的なエピソードやデータを用いて、【2】結論を先に述べてから、【3】短い文章で完結する という3つのポイントを遵守しなければならないそうです。

具体的に解説すると…

<結論→問題提起→自分が取った解決策→結果どうなったのか>

という分かりやすいフレームに合わせて話を展開するだけ。しかも、「バックパックひとつで大陸を横断した」とか、壮大なネタは必要ありません。日常的なネタであっても、具体的なデータやエピソードを上手く使えば、採用担当者の目を惹く文章に仕上げることができます。

これなら僕にも書けそうです。自分が書いたエントリーシートを、エージェントの担当者に添削してもらい、書き直したものが、次の文章です。

【添削前】

『私は大学4年間テニスサークルに所属し、4年の時には主将を務めました。部員が多く、まとめるのも一苦労でしたが、最後の大会では優勝できました。(以下省略)』

【添削後】

『私が学生時代に最も力を入れたことは、総勢130名という大所帯テニスサークルの運営です。主将として、様々な背景を持つメンバーをまとめるという経験は、立場の違うそれぞれの人の気持ちを察することや、自分が率先して動くことで周りを動かすことなど、たくさんの“学び”や“気付き”を私に与えてくれました。

私が所属していたのは、○○大学など3つの大学からメンバーが集まるインカレサークルで、学部も専攻もさまざま。人数が多いのでまとまりがなく、毎年春には80%ぐらいだった練習への出席率が、夏前には50%くらいまで落ちてしまうのが悩みでした。

そこで、私が主将となった昨年からは、同じ大学でかつ家が近いメンバー同士で少人数のグループ分けをし、お互いに出席するよう声をかけさせることにしました。さらに、練習後には必ず懇親会を設けることにしたのです。(以下省略)』

初めは、ネタが平凡すぎてボツかな?と思っていたテニスサークルのエピソードですが、具体的な数字を入れてみたら、ずいぶん分かりやすくなったと実感。書いていくうちに、細かなエピソードを次々と思い出したりして、どんどん肉付けしていくことができ、自分でも自信が持てるレベルに仕上げることができました。

 

『知らない人に説明するには…』という視点を常に意識する

上で紹介したHさんの体験談には、書類を書く上で大切にすべきことが分かりやすく述べられています。それは、自己PR文を書くときには「自分を全く知らない人にアピールする」という視点を忘れずにいること。

自分に全く興味を持っていない人を振り向かせるためには、誰にでも分かりやすいデータや具体的な名称などを使って、自分が世間一般と比べていかに有意であるかをアピールすることが大切なのです。

さらに、文章の冒頭で結論を述べてしまうことで、全体の構図を分かりやすく示すことも重要。『結論→問題提起→方法→結果』という、ベタすぎるほどベタな構成にすることで、読む人に無駄なストレスを与えずに内容へ集中してもらうことができます。

自分に関する知識や情報を与えられていない人に対して、状況を説明するためにはどんなデータやエピソードが必要か、その視点を常に持ちつつ文章を積み重ねることが、採用担当者の目に留まるエントリーシート完成への第一歩なのです。